これはXXGroupTNのダイアログボックスの背景模様の1つです。
購入したソフトを始めて起動したとき30個ものアイコンが並んでいる画面を見
て、途方にくれた経験はありませんか?
GUIとか言うことで、日本でもアイコンの利用が普通ですが、これらのアイ
コンの絵を見て内容を推測できるケースはほとんどありません。したがって、30
個ものアイコンが並んでいる画面を見ても、どうしていいのかさっぱり推測で
きません。
アイコンの多用は、Windowsと言うOSがメイドインUSAなのが1つの原因
だと思います。
日本語にはたくさんの漢字があって、それぞれが意味を持っていますから、少
ない文字で内容が表現できます。
たとえば、最近利用したファイルのことは、日本語では『最新ファイル』とす れば半角換算で8文字、『ファイル歴』とすればたった6文字で表されますが、 英語では、『Most Recently Used Files』となって、21文字必要です。とはいえ 、MRUFと省略しては何かわかりません。したがって、わけの分からない絵の描い たアイコンで最新ファイルを表そうとします(ファイル歴を推測させるにはどん なアイコンにすればいいと思いますか?)。
日本の場合には、ボタンに『ファイル歴』と言う漢字を表示して利用者に機能
を推測できるようにするのが最も効率的です。要するに、このXXGroupTNは、アイコンでなく漢字を利用して、30個ものアイコンの意味を覚えなくても
使える環境にしています。
意味不明のアイコンを補完するためには、メニュが不可欠ですが、漢字ボタン
を多用するソフトでは、メニュは必須の存在ではありません。一方、多くの漢字
ボタンを表示するためには、小さいメニュでなく、ダイアログと呼ばれるウイン
ドウが中心的役割を占めるようになります。 要するに、このXXGroupTNは、漢字とダイアログを組み合わせる方が日本語には適しているという『
ダイアログ・漢字・パラダイム
』に基づいたグループです。
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