おもいおこせば

クラゲの朝

クラゲの朝・・・
としか呼べない浜辺の朝がありました

波打ち際
うちあげられてクラゲ・・・
少しずつの間隔で うちあげられて また クラゲ
クラゲをたどりながらなの散歩もどき


きょうは おおぶり青紫の紋様つき
きょうは ちっさな透明クラゲ
打ち上げられたと言うよりは
漂着した・・・・そんなクラゲたちにもみえました
   なにかの約束事のように
   一つの朝には 一種類のクラゲ 

いのち あるのかないのか
   ある状態で漂着したのか
   終えて 最後の場所としての漂着なのか
   海の子供
   すこし 惑わされタイム 感じたことでした

海辺の子供は乱暴者
   ひとつひとつ踏みつぶして歩きます
   運動靴の下 素足の指の間
   クラゲの質感確かめながら
   つぶして歩くのです 
   ここまで・・・・と 思うまで

海辺の子供は優しの子供
   ひとつひとつ海へ投げ返して歩きます
   生きているのならば 生きているのだろうか
   ひとつひとつ
   拾い投げ返す動作 いのちつぶしてるのでは・・・
   海辺の子供は臆病者でもあるのです

小さな島浮かべた湾いっぱいにつなげての虹
ふりかえり ふりかえり
浜辺の子供は ロマンチストでもあったようです

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